ラインマンとは

日常生活に欠かせない電気をお届けするために送電線(鉄塔や電線)の建設、点検などに従事する高い技術や特別な技能をもったスペシャリストのことです。

鉄塔の組立と架線工事が主な仕事になります。

架線工事とは

電気は発電所から第一、第二変電所や各変電所に送られて皆様が利用できるようになります。

その発電所や変電所の鉄塔間に「電線」を張る工事を架線工事といいます。

架線工事の流れ

3〜5km程度の区間を1区間として、細いロープから太いワイヤーロープ、そして電線へと引き替え、最後に決められた張力で「がいし装置」に取り付けます。

❶ワイヤー延線
電線を延線する区間にヘリコプターを利用しナイロンロープ、徐々に太いワイヤーロープに張り替えていきます。
❷電線延線
ワイヤー延線終了後、ドラムにて電線とワイヤーロープを接続し、巻き取り、ワイヤーロープと電線を引き替えます。
❸緊線
設計で決められた電線のたるみになるよう、電線の長さを調整しながら両端のがいし装置に取り付けます。
❹送電線完成
付帯設備の工事が終わり、仮説設備を撤去し、最終検査に合格しましたら、送電線が出来上がります。

仕事を覚えていく流れ

地上で学んでから鉄塔に上がるので安心して働けます

部材の名前や鉄塔の上で何をするかなど仕事の流れを覚えていただきます。

覚えていく中で人間関係をつくることも大切な仕事です

覚えてきたら鉄塔に上がります

高さは50メートル等の高い鉄塔が多いので、まずは高さに慣れていただいてから少しずつ作業の幅を広げていきます。

鉄塔の上は初めは必ず怖いものです。

実際に私は怖くて慣れるのに時間がかかりました

「怖い」と感じたときに、気持ちを伝えられる仲間がいることが大切です。

何でも伝えたり聞くことができる仲間の存在がとても心の支えになります。その関係性を地上にいるときにつくることが大切です。